「いつかやろう・・・」
と、思っても後回しにして手がつかず
「自分の人生は平凡でつまらないなぁ」
と、自己嫌悪に陥っても、なにも行動もせず
「時間はないし・・・お金もないし・・・」
と、言い訳をしながら、ずるずると時は過ぎていく
こんな経験をした方も少なくないと思います。
私も以前は、そんな感じでした。
しかし、今は、学生時代の親友の早すぎる死に直面したことで、「人生は無限ではなく、有限である」ことに気づき、やりたいことを先延ばしせず、すぐに行動することを心掛けています。
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」
これは、インドの建国の父である、マハトマ・ガンジーの言葉です。
とても胸に刺さります。
今の日本人の平均健康寿命は2022年の推計で男性で73.57歳、女性は75.45歳です。
人生100年時代と言われて久しいですが、実は健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる時間は、私たちが思っている時間以上に短いのです。
お金は使うべき
日本では古くから、節約して蓄えに回すことを美徳とされています。
しかし、60歳を過ぎたら、お金に対する考え方を変えて、蓄えるより使うことに価値を求め、優先順位を変えるのはどうでしょうか。蓄えることは必要ですが、蓄えてばかりでは人生が楽しくありません。
私も以前は、将来のためにお金を蓄えることが大切だと思っていました。今は、その蓄えたお金を賢く使って人生を豊かにすることを優先しています。
お金より思い出
人生のある時点から旅行に行けない理由が、時間やお金だったものから、健康上の理由に変わるようです。旅行にいつか行く、いつか行くと思っていても先延ばしにしていると行きたいときに行けなくなり、あの時行っておけばよかったと後悔する方も少なくないようです。
最近、お金や物よりも、心に残る思い出の方が価値があると感じてます。旅行や趣味への投資、家族や友達との時間など、心を満たしてくれる経験は大切です。お金はなくなりことがありますが、思い出は心に一生涯残ります。
後悔しない
人生は一度っきりです。できれば後悔することのない人生を送りたいです。
オーストラリア出身の緩和ケアの介護士でブロガーでもあるブロニー・ウェアさんが書いた「死ぬ瞬間の5つの後悔」という一冊の本があります。
ブロニーさんは緩和ケアの介護士として、末期ガンの患者の痛みや苦しみ、そして最後を迎える場に数多く遭遇したそうです。そして、その経験を本にまとめ、トップ5を紹介しています。
死ぬ瞬間に話す後悔のなかで、一番多かったことは何でしょうか。
一番多かった後悔は、「自分に正直に生きればよかった」だったそうです。
多くの人が、自分の心に従わずに、他人の目や他人の考えに従って生きてしまったことを後悔しているみたいです。 人間は死を意識したときに、人生で本当に大切なものは何かということに気づくようです
我慢しない
私も以前は、周りの目を気にして相手に合わせるタイプでした。言いたいことも言えず、やりたいことも出来ず、我慢していたことが多かった気がします。
しかし、ずっと我慢を重ねてきた人生も60代となり、少しずつ肩の力を抜くことが必要だと感じています。日常生活のなかでストレスを溜めないためにも、我慢しないことや頑張りすぎないことも大切です。
セカンドライフでは、自分らしく生きることです。
いつも前向きに
齢を重ねると、どうしても体力や健康に不安を抱えるようになります。しかし、そんな気持ちに負けずに前向きな心を持ち続けることが大切です。
昔から「病は気から」と言います。常に前向きな気持ちを持ち、また、感謝の気持ちを忘れずに、いつも笑顔でいることが、人生をより豊かにすることにつながります。
やりたいことリスト
定年を迎えてからは「余生」ではなく、「セカンドライフ」として人生の新たなステージが始まります。
仕事や子育てなどの責任を果たし終え、ここからはどう生きるも自分次第です。お金も時間も、自分のやりたいことに使って楽しむことも可能です。
これからの人生でやりたいことを整理するためには、定年からの5年後、10年後を想像し「やりたいことリスト」を書くことをおすすめします。
まずは、必要となるお金のことは考えずに書き出してみることです。
旅行のこと、食べたいもの、会いたい人、新しい趣味、新車購入、買いたい洋服、興味のある分野の資格取得などなんでもいいので、まずは書き出してみることが大切です。
書き出すことによって、やりたいことが整理され、人生に対して積極的なアプローチがとれるきっかけとなります。
ぜひお試しください。
まとめ
セカンドライフをより豊かなものにするためには、「人生は無限ではなく、有限である」ということを意識し、今しかできないことを大切にして行動することが大事です。
やりたいことの先延ばしは後悔につながります。