セカンドライフでは、生きづらさを解消し、もう一度自分の人生を再構築することが大切

暮らし

「時計の針を戻すのか」
「働く時間がこれ以上長くなるのは耐えられない」

高市首相が打ち出した労働時間規制緩和の方針に、働く人や会社に大きな波紋が広がっています。

今回の検討の背景には、会社にとっては従業員を長時間働かせることで少子高齢化による人手不足を解消すること、従業員にとっては残業することで収入が増えること、国にとっては企業の競争力が向上し経済成長を図ることがあるようです。

過重労働を苦にした広告大手電通社員の自死を機に2019年に始まった働き方改革から6年経ち、働き方の価値観も新たな転換期を迎えています。

現代社会が抱える問題

現代社会は、かつてないほどの豊かさと便利さを手に入れた一方で、人々が心から幸せに暮らすことを難しくしている問題が存在しています。

テクノロジーの進歩や経済の発展は、生活の質を向上させるはずでしたが、実態は、競争の激化、孤立の増加、将来への不安といった新たな課題を生み出しました。

働く世代が抱える問題

働く世代にとっての大きな問題は、過剰な労働と精神的な疲弊です。

「遅くまで会社に残っている人の方が評価される」

これは、サラリーマンなら誰もが感じたことがある昭和時代の古い価値観です。長時間働くことが美化され、「あいつは頑張っている」と評価されました。
しかし、この価値観は今でも会社文化の根底に残っていることが少なくありません。

「ワークライフバランス」が叫ばれて久しいですが、このように効率や成果を重視する社会では「もっと頑張らなければならない」といった精神的なプレッシャーが常に存在しています。

そして、仕事と生活の境界が曖昧になり、経済的な安定を得るために働く一方で、心のゆたかさを失い、心身のバランスを崩す人の増加につながっています。

厚生労働省が行った心身の健康に関する調査では、最大リスクとして「ストレス」を挙げた割合は15.6%となり、20年間で3倍に増加しています。

高齢者が抱える問題

さらに、老後に関する問題も現代社会の大きな課題です。高齢化が進むなかで、年金や医療、介護といった制度の不安が増しています。

現代では、長寿が必ずしも幸福を意味しない時代になりました。家族や地域のつながりが希薄になったことで支え合いの仕組みが失われつつあり、孤独や経済的困窮に苦しむ高齢者が増加しています。

現代社会における生きづらさ

このように、現代社会は、さまざまな世代において「生きづらさ」を抱えています。物質的な豊かさが満たされていても、心の豊かさが欠けていれば、真の幸福には到達することができません。

「生きづらさ」を感じる一因は、過剰な比較と評価の中で生きることにあります。SNSを開けば、他人の成功や幸福が絶えず流れ込んで来ます。誰かの「理想的な日常」を見ることで、自分の現実が色褪せて見えることもあります。

そんなときは、努力しても報われないような感覚に陥り、「自分はだめな人間だ」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

しかし、本来「生きる」とは、完璧であることでも、常に前進することではなく、立ち止まり、悩み、時には後退することも人生の一部です。必要なのは、効率や成果を追い求める価値観から一歩離れ、人と人のつながりや共感を取り戻すことです。

セカンドライフの生き方

こうした現代社会の生きづらさの中で、これからの「セカンドライフ」での生き方が重要になります。

セカンドライフでは、定年後の人生の新たな段階を自分らしく生き直すことが大切です。

そのため、社会の枠組みや他人の評価から少し距離を置き、自分の価値観に基づいて生き方を再構築していく必要があります。

まとめ

セカンドライフは、現代社会の生きづらさに対し、仕事や肩書きに縛られず、趣味や地域活動、学び直しなどを通して「自分のための時間」を取り戻すことが可能です。

そして、そこには効率や成果では測れない豊かさがあり、「もう一度自分の人生を選び直す」視点を持つことで少しずつ自由になることができるはずです。

現代社会の中で、自分らしい生き方を模索し、「幸せとは何か」を改めて問い直すことが、真の意味での「生きやすさ」への第一歩になります。

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