セカンドライフでは「雑談」が生活の質を高め、健康を生み出す理由

暮らし

「しゃべっている暇があったら仕事しろ」
「男のくせにおしゃべりなんて」

昔は無駄口を叩かないことが美徳であるような風潮がありました。
大相撲の世界では、現役時代は寡黙だった力士が引退した途端に雄弁になり驚くこともあります。
「男は黙って〇〇ビール」といったCMも流行りました。

私は煙草を吸わないので、サラリーマン時代は喫煙室で雑談している姿を見て、さぼっているのではないかという思い込みさえ持っていました。

雑談の効用

私はおしゃべりなタイプではなく、無意識のうちに「おしゃべりは無駄なこと」という先入観がありました。

しかし、サラリーマン生活が終わり、セカンドライフに入ると、仲間とのおしゃべりはストレス解消だけでなく、貴重な情報収集の場にもなっており、雑談することの大切さを感じています。

セカンドライフに入り職場との接点がなくなると、自然に口をきくことが少なくなります。家にいて家族と顔を合わせていても、子どもが大きくなり、今さら話すことがないような気さえします。

脳の活性化に役立つ

一日中黙って過ごしてしまうと、刺激がなく、脳が活性化しないため、表情が暗くなるようです。さらに進むと認知症になってしまう可能性が高まってしまいます。長く生きても周りに迷惑をかけ、自由がきかないのでは人生は楽しくありません。

かっこいいセカンドライフを目指すなら、なんとしても頭の老化は避けなくてはいけません。脳を活性化させるためには、おしゃべりすることが効果的なようです。

また、おしゃべりがただのおしゃべりに終わらず、その話がきっかけやヒントになることがあります。雑談は、気分を高めるホルモンの分泌を促し、脳を活性化させるため、他者との交流を通じて新しい情報や視点に触れると思考力や判断力の向上につながるようです。

人とのつながりを深める効果

私は年1回、学生時代の友だちや元同僚たちと旅行に行っています。学生時代の友だちとの旅行は9年、元同僚たちとの旅行は6年続いています。

長く続いている要因は、気心が知れていて、すでに利害関係がないという気楽さが大きいのかもしれません。みんなでワイワイおしゃべりをし、大声で笑うのが、けっこう楽しいものです。このような楽しみがあれば、頭は老け込んだりしないだろうと密かに願っています。

セカンドライフを豊かに暮らすためには、人とのつながりは欠かせません。気分が良くなる会話は、ストレスの軽減や幸福感の向上にもつながります。また、会話することによって、知らないことへの興味が湧き、自然に耳を傾けることで知的好奇心を刺激して学びを深めることにつながることもあります。

まとめ

セカンドライフにおける雑談は、人間関係を維持・構築し孤立を防いで知識や刺激を得て充実した生活を送ることに役立ちます。コミュニケーションは、情報を伝達することでお互いの意思疎通や理解促進を図るにつながります。思考を双方向で対話することで信頼感が深まり、一緒にいて心地よい関係を構築することができます。

話すことが苦手な人は、まずは相手を受け入れて、相手に興味を持つなど聞き上手になるといいと思います。先入観をなくして聞くことで、相手が気持ちよく話してくれます。心地よい人間関係が構築されれば、聞き上手から話し上手になれると思います。

セカンドライフは、夫婦や家族とのコミュニケーションを通じてお互いを理解し、地域の仲間との交流を通じて新たな知見を得ることで、生活の質が高まります。

雑談を通じて、良好な人間関係を築き、豊かな人生を送りたいものです。

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