「このところ、ずっと気持ちが暗くなっている。なんとか切り替えたいが、なかなかいい方法が見つからなくて…」
セカンドライフでは、ストレスを感じているとわかっていても、なかなか気持ちを切り替えることができず、悶々とした生活をしてしまうことがあります。会社員時代と違い、会社帰りに同僚や後輩に声をかけ「今日飲みに行こうか」ということもできないので、ストレスを発散できない人も少なくありません。
ひとり飲みで気分転換
結局、なにもしないまま時間が過ぎてしまい、ストレスはどんどん溜まってしまって、日々の生活を送りながら気持ちを切り替えることが難しくなります。そんなとき、ひとりで過ごすちょっとした時間が、ストレス解消のきっかけになります。
たとえば、ひとりで飲みに行ける場所があると気分転換することができます。ひとりカウンターの席に座って、馴染みの店主とカウンター越しにしゃべってお酒を飲むだけで気分がリフレッシュして楽しい気持ちになります。試してみてはいかがですか。
感情をアウトプットする
人は、無意識のうちに自分の感情と関連ある情報を集めようとする習性があるようです。つまり、マイナスな感情を抱いていると、マイナスな情報ばかり集めてしまいます。そのため、ネガティブになったら、すぐにリラックスし気持ちを切り替えることが大切です。
マイナスな感情は「言語化」してアウトプットすると忘れやすくなります。
つまり、心に蓄積された悲しみや不安などネガティブな感情を吐き出すことで、解放感や安心感を得られるようです。
人に悩みを話したり、ストレスの原因となるマイナスな感情をノートやスマホに書き出してみたり、悲しい映画を観て涙をこぼしたりすることなどが当てはまります。
逆に忘れようとすればするほど、忘れられなくなるようです。
たとえば、失敗したことや悪いことを考えないようにすると、その都度、そのことを思い出す必要があるため、その結果、そのことを忘れられなくなります。心当たりある人も多いのではないでしょうか。
別人格を演じて平常心を保つ
また、職場で嫌なことがあった場合、別人格になりきって対処すると、イライラを抑えやすくなります。たとえば、職場の上司に理不尽な対応をされたときは、「部下」という仮面を捨て、「困難に立ち向かう優秀な人物」など、別人格を演じると平常心を保つことができます。
心理学者のユングは、人の人格は複数あり、場面に応じて使い分けることが出来ると説いています。つまり、自分の外面的な人格を意識的に変えることで、精神的なバランスを取り戻すことができるようです。
まとめ
セカンドライフでは、さまざまな生活環境が変わり、多くのストレスが蓄積される一方、人とのつながりが少なくなることによって、ひとりでストレスを抱えてしまうことも少なくありません。
セカンドライフのストレス解消には、人とのつながりを持ち続けることや適度な運動や規則正しい生活を心がけること、そして自分ひとりの時間を楽しむことが大切です。
そして何より、自分のストレスに気づいたら、溜め込まずに積極的にリフレッシュすることです。