「できるだけ長く働きたいが、セカンドキャリアのイメージが湧かない」
「定年を機に、これまでと違う仕事に取り組んでみたい」
「スキル・経験を活かして独立したい」
定年が目前の50代後半から60代前半に差し掛かると、定年後のセカンドキャリアはどうすればよいか、不安を抱え悩んでいる人は多いと思います。
しかし、事前にその実情を知り準備をしておかないと、結局は人間関係や待遇面の不安から新たに挑戦することを諦め、慎重な姿勢をとって慣れた職場で働くという安定的な選択をする人が少なくありません。
セカンドキャリアで重要なこと
セカンドキャリアは、第一のキャリアを終えた後に新たに築く職業人生を指します。定年後に始める人もいれば、40代・50代で新しい挑戦を始める人もいます。重要なのは、年齢や立場に関係なく「自分の価値を再定義し、社会と再び繋がる」ことです。
これまでのキャリアで培った知識・スキル・経験を活かしながら、定年後の理想の暮らしをイメージすることがセカンドキャリアの出発点となります。
キャリアオーナーシップ
人生100年時代といわれる今、働く期間はかつてよりも長くなり、キャリアの形も多様化しています。
かつては「定年まで一つの会社で勤め上げる」ことが理想とされていましたが、今では「自分の意思でキャリアをデザインする」ことが求められています。その中で注目されているのが「キャリアオーナーシップ」という考え方です。
キャリアオーナーシップとは、自分のキャリアを他人や組織に委ねず、自らの意思で方向性を決める姿勢を意味します。会社の評価や制度に頼るのではなく、「自分は何を大切にし、どんな価値を社会に提供したいのか」を軸に行動することが求められます。これは、セカンドキャリアを考える上でも欠かせない視点です。
近年、終身雇用の崩壊や高齢化により、キャリアが長期化や多様化しています。そのため、技術の進化など社会が急速に変化するなかで自分のキャリアを主体的に考え、柔軟に対応することが大事です。
しかし、長年会社に勤めていると、知らず知らずのうちに会社の方針や評価基準に合わせて行動することが当たり前になり、本来持っているはずの自分のキャリアの主導権を手放してしまいます。
そして、日々の業務や組織の期待に応えるうちに、「自分は何をしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」という問題を後回しにしてしまい、気がつけば、会社に振り回され、自分のキャリアオーナーシップを忘れてしまっている人も少なくありません。
セカンドキャリアを成功させる人の共通点
セカンドキャリアを成功させる人の多くは、キャリアオーナーシップを強く持っています。自己分析を徹底して行うことで自身の強みや価値を理解し、新しいことを学ぶ柔軟性や目標設定した上での行動力があります。
そして物事の捉え方は「これまでの延長線上で何をするか」ではなく、「これからの人生で何を実現したいか」であり、その根底には「自分の人生を自分で舵取りする」という意志が感じられます。
まとめ
キャリアはもはや「会社に与えられるもの」ではなく、「自分で創り出すもの」です。セカンドキャリアは、その創造の第二ステージです。
変化を恐れず、自分の価値観に正直に生きることが、キャリアオーナーシップを体現する生き方であり、定年後のキャリア全体を豊かにするための重要なポイントです。
