おじさんは嫌い?シニア世代がかっこよく生きるための3つの方法

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先日、明治安田生命が行った「理想の上司ランキング」のアンケート調査結果が発表され話題になりました。男性の1位は「内村光良」、2位が「大谷翔平」、3位が「ムロツヨシ」4位以下は「安住紳一郎」「栗山英樹」「川島明」と続きます。全般的なイメージとしては、「親しみやすい」「相手の意見に耳を傾けてくれる」「知的・クール・スマート」などのようです。

ひと昔前の「厳しく指導する」「情熱的である」「周囲を引っ張るリーダーシップ」タイプの上司像は時代に合わせて大きく変わってきた感じです。

シニア世代も、これからの人生を楽しく生きていくためには、時代に合わせて変わっていくことが大切のようです。

おじさんの嫌だと思うところ

シニア世代は大人の男性として、スマートにかっこよく生きて、周りからステキと思われるような存在になりたいものです。しかし、世間の「おじさん」に対するイメージは、あまりよくないようです。

【おじさんの嫌だと思うところ】

・過去の栄光にしがみつき、自慢話を繰り返す

・頑固で新しい意見や変化に対して柔軟でない態度

・自己中心的で自分の考えや意見を押し付ける

・身体の清潔さや体臭に対する意識が低い

・他人を見下す態度

・周りに不快感を与える振る舞い

・弱みや不安を隠して独りよがりになる

つまり、嫌われるおじさんの特徴は、「威張っている」「清潔感がない」「無神経」の3つのようです。

社会学の観点では、人は年を重ねると保守的になるそうです。加齢によって新しい価値観を受け入れることが難しくなります。大人は自分の人生で経験したことに対する意識が強く、新しい価値観を受け入れたり、行動を変えることは容易ではありません。

しかし、時代は大きく変わっています。おじさんが嫌われずに、かっこよく生きるためには、新しい価値観を受け入れることはとても大事なことです。

おじさん化しないためには

シニア世代のなかにも、清潔感があって若々しく、この人かっこいいなと思うような人がいます。一方では、実年齢よりも老けて見え、うつむいて自信なさそうで、この人はちょっとみっともないなと思うような人もいます。

なぜ、同じ世代でありながら、まったく違った印象になるのでしょうか。

老化現象には、加齢に伴う衰え、興味や好奇心の喪失、夢や希望がなくなる自信の喪失の3つがあるようです。

この3つの老化現象が重なると、一気に老け込んでしまうようです。つまり、3つの老化現象を防ぐために、かっこよく年を重ねる意識がないと「おじさん化」しやすいようです。

日本の社会では、老いに対する受け止め方が否定的でネガティブに捉える傾向があります。例えば、「もう歳だから」と自ら行動をあきらめてしまうことがいい例です。一方、欧米の社会では、年をとることに肯定的で、いくつになっても自分に対して自信があり、いつまでも現役でいようという気持ちがあるようです。

欧米では、年を重ねることは、多様性を受け入れて人間的に成熟し、人生が豊かになることであることと理解しています。日本では、「かっこよく年を重ねる」という意識が少なく、過去の経験や価値観に捉われる傾向にあります。

シニア世代は品よく賢く

人間が年をとるのは仕方がないことですが、ヨボヨボになって長生きするよりも、体が元気で頭もシャキとしていたいものです。年をとってから、「品がいい」「賢い」「おもしろい」「一緒にいたい」とみんなから思われるようになりたいものです。

そのためには、次の3つの「かっこよく年を重ねる意識」を持つことが大事です。

  • フラットな関係づくり

  年齢など関係なく、人と人との関係をフラットに構築する

  日常の何気ない挨拶も相手に伝わるように、しっかり快活に行う

  • 好奇心を持ち続ける

  なにかに興味をもったら、年齢を理由に「もういいや」とあきらめない

  考え方を柔軟にし、何事にもアンテナを高くして興味関心の感度をあげる

  • 清潔感を常に意識する

  髪型、ファッションなどを定期的に第三者的な目線でチェックする

人生100年。いま、厚生労働省でも健康増進活動として「スマート・ライフ・プロジェクト」を推進しています。1日の歩数目標は、男性が9200歩、女性が8300歩。まずは、運動することから意識を変え、健康でイキイキとした「品のある賢くかっこいいおじさん」を目指したいものです。

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