連日暑い日が続いています。
これだけ暑い日が続くと、つい外に出るのが億劫になり、家のなかに閉じこもって運動不足に陥っている方も多いのではないでしょうか。
セカンドライフを楽しむためには健康であることが重要です。そのため、「運動不足を解消して健康な生活を維持したい」と思う人は多いはずです。
そうした方々にとって、運動不足を解消のために適度に体を動かし、疲れた脳を活性化させるのに最適なのが「早朝の散歩」です。
早朝散歩で1日をスタート
私もこの夏、早朝散歩を続けて、とても快適な毎日を過ごしています。
私が散歩を始める朝5時は太陽がまだ低く、気温が上がる前の清々しくひんやりとした空気のなかを歩くので体が目覚め、心身をリフレッシュして1日を快適にスタートすることができます。
近くの運動公園を歩いていると、多くの方が散歩やラジオ体操など運動している姿を目にします。ウォーキングは有酸素運動であり、心肺機能を高め、体力を向上させるのに役立つため、シニアの方にも人気があるようです。
規則正しい生活リズム
朝早く散歩することは、自然に早寝早起きのリズムが身につきます。この規則正しい生活リズムは、健康を維持するために非常に重要です。
散歩をすることで程よい疲れが残り、夜になると自然に睡眠に入れるなど不眠効果もあり、良質な睡眠をとることで疲れが蓄積しないようです。
脳がリラックス
早朝に散歩すると、脳がリラックスし、考えに行き詰った状態から簡単に抜け出せることがあります。新たなアイデアが浮かんだり、忘れていたことを思い出したり、思い悩んでいたことが消えてしまうことさえあります。
散歩のようにリズミカルに身体を動かすと、脳の血流が増え、認知機能が向上するため、ひらめきや新たな発想につながりやすいようです。
また、太陽の光を浴びると、体内で精神の安定にも関わるホルモンであるセロトニンの分泌が促され気分も前向きになるそうです。
fMRIで脳をマッピングした研究では、自然の中を60分間歩いた人は、感情の処理を司る脳の扁桃体の活動が抑えられるとされています。
ダイエット効果
散歩は一般的に30分以上歩くと、ダイエット効果があると言われています。特に20分以上歩くと、有酸素運動になり効果が得られやすくなるそうです。
有酸素運動になれば、脂肪が燃焼し代謝もアップするので、時間が長ければ長いほど効果は上がります。少し歩く速度を上げるとさらにいいようです。
さらに歩き方を意識することで、下半身や背中の筋力強化や基礎代謝アップにもつながり、健康的にすっきりとした体を目指せます。また、適度な運動によって基礎代謝や血流が良くなると新陳代謝が高まり、若々しさを保つことができるとされています。
早朝散歩の注意点
起床してすぐ散歩に出るのは危険です。起きてすぐの血液はドロドロの状態なので、水分を摂ることを忘れないことが重要です。また空腹のまま急に運動すると、血糖値が大きく下がりめまいなどを引き起こす恐れがありますので、軽く胃に物を入れてから散歩に出掛けることが大切です。
また、無理をして歩き続けると体に負担がかかったり、習慣化することが困難になったりします。散歩は短い時間でも気分転換やリラックス効果があるため、無理をせず、その日の体調に合わせて適度に行うことが大切です。
最大のメリット
散歩の最大のメリットは、気軽に始めやすいという点です。散歩は体への負担が少なく、運動が苦手なひとでも行うことができます。いつでも誰でもどこでもすぐに始められ、一人でも複数人でもできるので、自分に合った方法で継続しやすいものです。
定年を過ぎてあまり会話のない夫婦は、のんびり歩きながら会話をすることで、互いの信頼感を深め夫婦円満につながるようです。特に仕事一筋で家庭を顧みなかった人には夫婦での散歩がおすすめです。
まとめ
夏の早朝散歩は、健康と精神の両面で多くの利点をもたらします。新鮮な空気を吸い、自然と触れ合い、心身をリフレッシュさせるこの習慣は、日々の生活に活力を与えます。まだまだ暑い日が続きそうですが、ぜひ早朝の時間を活用して散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。