年を取るのも悪くない。老いを受け入れて、自分らしく生きる

セカンドライフ

以前は、多少無理をしても一晩寝れば元気になりました。走る速度も速く、食欲も旺盛で、物忘れを気にすることもほとんどありませんでした。

ところが、年齢を重ねるにつれて、少しずつ変化を感じるようになりました。

以前より疲れやすくなった。人の名前がすぐに出てこない。脂っこいものを食べると胃がもたれる。鏡を見ると、顔のシミや肌の衰えが気になる。

「昔はこんなことなかったのに……」

そんなふうに感じたことはないでしょうか。

私自身も最近、体力の衰えや見た目の変化を実感することが増えてきました。気持ちはまだ若いつもりでも、体は正直です。

できなくなったことに寂しさを感じる一方で、年齢を重ねたからこそ得られたものもあります。今回は、そんな自分自身の変化について考えてみたいと思います。

1.体力の衰えと向き合う

健康のために続けているランニング。今もマラソン大会への挑戦は続けていますが、以前に比べると疲れやすくなり、走る速度も落ちてきました。

思うように体が動かず、練習への意欲が湧かない日もあります。

加齢による筋力低下には、瞬発力を生み出す「速筋線維」の萎縮も関係しています。年齢とともに筋肉が衰え、以前のような走りが難しくなるのは、ある程度避けられないことなのでしょう。

それでも、マラソン大会に出る楽しみは変わりません。タイムが落ちても、完走したときの達成感は格別です。

最近は記録にこだわりすぎず、その日の体調に合わせて走ることを心がけています。無理をして体を壊してしまっては、好きなランニングも続けられません。

速さを競うだけでなく、自分のペースで走り続ける。そんな楽しみ方があってもいいと思っています。

2.鏡に映る自分の変化

もう一つ、老いを感じるのが見た目の変化です。

顔のシミが目立ち、肌のハリも失われてきました。鏡を見るたびに、年齢を重ねたことを実感します。

最近はスキンケアやレーザー治療など、見た目の老化に対応する方法も増えています。若々しくありたいと思うのは自然なことでしょう。

ただ、昭和世代の私には、そこまでして若さを保つことに少し抵抗があります。身だしなみには気を配りたいものの、年齢を重ねた姿も自然に受け入れたいと思っています。

ほかにも、若いアイドル歌手の顔がみんな同じように見えたり、流行についていけなくなったりすることがあります。物忘れが増え、食べられる量も少なくなりました。

何気ない日常の中で、ふと自分の変化に気づくことが増えています。

3.年を重ねて気づいたこと

一方で、年齢を重ねてよかったと思うこともあります。

以前ほどイライラしなくなり、物事をゆったりと受け止められるようになりました。人と比べることも減り、自分の長所を素直に認められるようになりました。

周囲に気を遣いすぎず、気の合わない人と無理に付き合うことも少なくなりました。人の目や評価を気にするより、自分が心地よく過ごせることを大切にしています。

また、相手の立場を考え、以前より広い視野で物事を見られるようになった気もします。

そして何より、妻や子ども、愛犬と過ごす時間に幸せを感じることが増えました。

家族と食事をしたり、何気ない会話を楽しんだりする。特別な出来事がなくても、そんな日常がうれしく感じられます。

かつては当たり前だと思っていた時間が、今ではかけがえのないものに思えます。

体力や若さは少しずつ失われていきますが、その一方で、心のゆとりや日常の幸せに気づくことも増えてきました。

4.今の自分を楽しむ

年齢を重ねれば、体も心も変わっていきます。以前と同じようにできないことが増えるのは、寂しいものです。

それでも、老いを必要以上に嘆くことはないと思います。

マラソンではタイムが落ちても挑戦する楽しみがあります。見た目が変わっても、自分らしく過ごすことはできます。

年齢を重ねれば、できなくなることもありますが、その分、見えてくるものもあります。

年を取るのも、そう悪くないものです。

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