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定年も間近になり、自分の人生を振り返ったとき、「自分は何のために働いてきたのか」と考える方も多いのではないでしょうか。５０代以降は、いままでの自分の仕事に対する価値観を見直して、定年後には、仕事を通じて誰かの役に立つために働く意識が大切です。

これからの人生を、より安心して暮らすためには、老後の必要生活費に足りない部分を企業年金を利用してカバーすることが大切になります。そのためには、他社との比較や運営管理機関が選定した運用方法や情報開示を見て、効果的な運用を行うことが重要になります。

厚生労働省は年金改革の一環で配偶者ら遺族に支給される遺族年金の見直しに着手するようです。具体的には、遺族厚生年金の支給要件に男女差があるため是正案をまとめるようです。昭和の世帯をモデルにした年金制度は女性の社会進出とともに転換期を迎えています。

今後、「おひとりさま」は特別なことではなく、誰にでも起こりうる日常的なものに変化していきます。これからは時代の変化に対応した自分らしい生き方が求められます。おひとりさま生活は、不安を抱えて過ごすより、明るくポジティブに暮らしていきたいものです。

今後、労働市場での人手不足が見込まれるなか、高齢者が活躍していくことが労働供給の面からも重要となります。そのためには、「働き損を意識して年金額が減らないように就業調整する」ことに繋がっている在職老齢年金制度の廃止を含めた見直しは不可欠です。

人は、今の生活が永遠に続き、人生が果てしなくあるような感覚で毎日を過ごしています。しかし、人生には必ず終わりがあり、残されたなかで最大限に人生を楽しむ方法を常に考える必要があります。大切なのは、今しかできないことにお金と時間を使うことです。

最近、「サラリーマン脳」という言葉をよく聞きます。「サラリーマン脳」とは、すべての活動が受動的であること、つまり、上からの指示がないと自分から能動的に行動ができなく、ひたすら責任を逃れることばかりを考えることを意味するようです。

先日、日本経済新聞に「定年後は意外と楽しい」という記事が載っていました。未来ビジョン研究所が５０代～７０代を対象にしたアンケートで聞いた「定年後が楽しみ」、または「楽しいか」どうかという問いに対し、６０代の６７％が「楽しい」と答えたそうです。

５０代・６０代のシニア世代の方で、定年が迫っているが退職後の手続きについてよくわからずに不安を感じている方も多いのではないのでしょうか。会社を退職すると、雇用（失業）保険・健康保険の加入・国民年金切り替え・住民税支払いなどの手続きが発生します。

子ども一人当たりにかかる教育費は、幼稚園から大学まですべて国公立に通っても１０００万円はかかるようです。文部科学省の調査によると、小学校から高校をすべて公立に通った場合、一年間の教育費は、小学校で約３５万円、中学校、高校は約５０万円弱です。